シムジア®投与中の感染症への対応について

シムジア®を投与中の患者さんが安全に治療を続けることができるよう、新型コロナウイルス感染症への対応についてご案内いたします。

治療上の注意点

⚠ 次のような症状があらわれた場合は、すみやかに主治医・看護師または薬剤師へご相談ください。

鼻水、くしゃみ、鼻づまり、頭痛、寒気、全身がだるい、のどが赤い、のどの腫れ、のどの痛み、発熱、震え、発汗、せき、痰、息苦しさ

シムジア®投与中の患者さんは免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなっている恐れがあります。

上記のような風邪に似た症状があるとき、または体調に異変を感じたときは、次の受診日でなくとも、すみやかに主治医・看護師または薬剤師へご相談ください。

 

⚠ 自己判断で投与を中止する前に、必ず主治医・看護師または薬剤師にご相談ください。

現在のところ、免疫抑制薬、生物学的製剤、抗リウマチ薬の投与を受けている方がCOVID-19に感染しやすいというデータはありません。シムジア®を投与中であることによる感染への影響を心配して自己判断で中止してしまうと、関節リウマチの症状が悪化する恐れがあります。

治療を続けることに不安を感じたら、必ず主治医・看護師または薬剤師へご相談ください。

なお、日本リウマチ学会より「新型コロナウイルス(COVID-19)と新型コロナワクチンについて(患者様向け情報)」という情報が公開されています。

https://www.ryumachi-jp.com/information/medical/covid-19_2/(2022年9月20日更新)

 

⚠ 普段受診していない医療機関や歯科を受診される際には、シムジア®による治療を受けていることをお伝えください。

関節リウマチではない病気で治療が必要になった場合、薬の飲み合わせを確認する必要があります。

普段受診していない医療機関や歯科を受診される際には、シムジア®による治療を受けていることを主治医・看護師または薬剤師へ必ずお伝えください。

なお、患者さんに携帯していただけるよう、「投薬提示カード」をご用意しております。ご希望の方は、かかりつけの医療機関へお申し出ください。

シムジア®の投薬提示カードの両面見本。治療中であることと感染症への注意事項、氏名・生年月日、医療施設名・主治医名・電話番号・投与開始日の記入欄がある。

 

シムジア®の自己注射に関するお問い合わせは こちらのフリーダイヤルへ

ユーシービーケアーズ      コンタクトセンター

受付時間 9:00~17:30 (土日・祝日・会社休日を除く)

0120-093-189

気になる症状があらわれた場合は、すみやかに主治医、看護師または薬剤師に相談してください。


日常生活でできる感染症予防

監修:独立行政法人地域医療機能推進機構玉造病院

感染管理室看護師長/感染管理認定看護師

石倉 淳子

関節リウマチで治療されている患者さんに、「日常生活でできる感染症予防」をご紹介します。

関節リウマチで治療されている患者さん向け冊子「日常生活でできる感染症予防」の表紙

 

はじめに

関節リウマチは、自己免疫疾患じこめんえきしっかんといわれる病気の一つです。

免疫は、体の外から入ってくる異物を排除して自身を守る働きです。それが自己免疫疾患の方では、免疫が誤って働いていて、自身のからだを敵として攻撃してしまいます。

関節リウマチの症状を軽くするため、病気の進行を防ぐために、免疫の働きをおさえる薬が使われることから、関節リウマチの方では、感染症への注意と対策が重要です。

特に、感染症が広がっている時期などは、日常生活に様々な影響があったり、不安や恐れを感じたりするかもしれません。

体調の変化や、治療について不安がある時は、ご自身で判断して行動せず、かかりつけ医などに相談してください。

感染症の予防や対策には、日頃の手洗いや健康管理などがとても大切ですので、手洗いの具体的な方法や生活上のポイントなどをまとめたガイドを作成いたしました。ぜひお手元において、関節リウマチの患者さんやご家族の感染予防に活用いただけることを願っております。

 

普段から気をつけること

感染を疑う症状
感染を疑う症状:熱やせきなどのかぜの症状、強いだるさや息苦しさ、においや味を感じない。

感染症が疑われる場合、使っているお薬をいったん止める・減らす・延期する、などの調整が必要になることがあります。かかりつけ医の先生に伝えて治療について相談してください。

感染症をはじめとして、いつもと違うと感じた時にはどうすればよいか、普段からかかりつけ医とよく話しておきましょう。

 

確認しておくこと
  • 気をつける症状

  • 治療中のお薬についての注意点

  • 体調に変化が出た時の連絡先や対応方法

  • 緊急時や休日・夜間の対応方法

使っているお薬や治療内容が書かれているカードなどをもらっている場合は、かかりつけ医以外の医療機関で治療を受ける時のためにそなえておきましょう。

 

必要な治療を受けましょう
  • 関節リウマチやほかにもっている病気の治療は、ご自身で判断して飲み薬や注射薬をやめたり、量や回数を調整したりしないことが大切です。

  • 毎日体温を測り、いつもと違う症状がないか確認して、体調に変化があれば相談しましょう。

  • インフルエンザや肺炎球菌など、必要な予防接種についてはかかりつけ医と相談して受けておきましょう。ただし、使っている関節リウマチのお薬の種類によっては、一部のワクチンの接種(風しんワクチンなど)ができないことがありますので、ワクチン接種については必ずかかりつけ医に相談しましょう。

- POINT

インフルエンザや肺炎球菌など、必要な予防接種についてはかかりつけ医と相談して受けておきましょう。ただし、使っている関節リウマチのお薬の種類によっては、一部のワクチンの接種(風しんワクチンなど)ができないことがありますので、ワクチン接種については必ずかかりつけ医に相談しましょう。

 

感染症予防のために

こまめに手洗い・うがいをしましょう

ウイルスを含むしぶき(飛沫ひまつ)や、ウイルスがついた手や指が口、鼻や目の粘膜に触れることで感染が起こります。手や指についたウイルスは洗い流すことが最も重要です。洗っていない手で、口や鼻、目を触らないようにしましょう。

また、身の回りのものや、手がよく触れる場所をこまめに消毒・除菌することで、手指につくウイルスを減らすことが期待できます。

手洗いする時

手洗いをする時:外から帰った時、外出先でものを触った後、せきやくしゃみをした時・鼻をかんだ時、調理・食事の前と後、マスクに触れた後、トイレの後。
  • お口のケア(歯みがき、うがいなど)の重要性

口の中の細菌が、インフルエンザウイルス増殖に関わっていることがわかっており、お口の丁寧なケアは感染防止にとても重要です。歯みがきやうがいをこまめに行い、口の中を清潔に保ちましょう。

 

 

感染しやすい環境をできるだけ避けましょう
感染しやすい環境を避けるための対策:人ごみは避ける。換気をする(2か所開けると効果的)。人との距離をとる(できるだけ2m、最低1mを空ける)。

 


石けんと流水で手を洗う時

石けんと流水での手洗い。爪を短くし、時計や指輪を外す。手をぬらして石けんをつけ、手のひら、手の甲、指先、指の間、親指、手首を丁寧に洗い、十分にすすぐ。石けんは種類を問わずよく泡立て、固形石けんは使用後に十分乾燥させる。ポンプ式が便利。手は乾いた清潔なタオルなどで拭き、家族などにかぜ症状がある場合はタオルを分ける。温風のハンドドライヤーは避ける。

感染症が疑われる場合、使っているお薬をいったん止める・減らす・延期する、などの調整が必要になることがあります。かかりつけ医の先生に伝えて治療について相談してください。

手洗い後に汚れが残りやすい場所:指先や爪と皮膚の間、指の間、手のひらのしわ、親指の付け根のふくらみ、手首。これらの場所は特に気をつけて洗う。

 

手をアルコールで消毒する時
手のアルコール消毒の手順。使用量を確認し、15秒程度すり込める量を手のひらにとる。指先と爪の間、手のひら、手の甲、指の間、親指、手首の順に、乾燥するまですり込む。指先は反対の手のひらで回転させ、親指は反対の手でねじるようにする。消毒用の液を選び、エタノール濃度は70%以上95%以下。濡れた手では濃度が薄まるため注意する。

- POINT

手や指に症状があって洗いにくい方は、アルコール消毒液の方が使いやすいかもしれません。ただし、目に見える汚れがついている時、トイレの後、体液がついている時などは、石けんと流水で洗いましょう。

アルコールは、スプレー式やクロスなど、携帯時に便利な製品もあります。外出の時には携帯しておくとよいでしょう。

  • スキンケア

手が荒れて傷ついていると、感染の危険が大きくなりますので、保湿も大切です。石けんで洗った後に、さらにアルコール消毒液を使用する必要はありません。


マスクのつけ方&注意点

マスクだけで感染症が予防できるということはありませんが、手洗いをきちんと行ったうえでマスクを着用することで、感染症にかかるリスクをより低くできたという研究があります。

マスクをつけている間は、口や鼻に手指が直接触ることを避けられます。

また、関節リウマチの患者さんの中には、口の中が乾燥する症状がある方もおられますが、マスクをつけることで保湿の役割も期待できます。

マスクをつける時

自分の顔にフィットするマスクを選びましょう。マスクは清潔にして、正しく扱いましょう。

マスクをつける手順。1:しっかり手洗いする。2:鼻の形に合わせ、すき間を作らずにマスクを当てる。3:ゴムひもを耳にかけ、鼻あてを片手で押さえながらマスクを下に伸ばし、あごを包むように覆ってフィットさせる。

マスクをはずす時・ずれを直す時

マスクをはずす時やずれを直す時は、マスク本体に触れず、ゴムひもだけを持って扱う。外食時など、一時的にはずす時はビニール袋などに保管する。
  • 熱中症対策

暑い中でマスクをつける時は、熱中症に気をつけましょう。

マスクをつけていると、体温調節がしづらくなります。また、口の中がうるおうことで、のどの渇きに気づきにくくなります。

強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分をとりましょう。

周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも大切です。

2026年9月作成 / JP-CZ-2500060_2

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